コラム

気分障害の波と恋愛感情のコントロール方法

2026/01/30/

恋愛は、本来人生に彩りを与えてくれるものです。

しかし、気分障害がある人にとって、恋愛は喜びと同時に大きな不安や苦しさを生みます。

中には、

「好意を持ったと思ったのに、翌日には距離を置きたくなってしまった。」

「相手のことが好きなのにもかかわらず、気分が落ち込んでいるときは連絡するのも億劫になる。」

というようなことを経験した方も少なくないでしょう。

本コラムでは、気分障害がある人が恋愛感情の波をコントロールするためにやるべきことを解説します。

気分障害により恋愛感情の起伏が激しくなることが恋愛に及ぼす影響

「気分障害」とは、感情のコントロールが効かない状態が一定期間以上継続する精神障がいです。

気分が極端に落ち込むだけでなく、過度にテンションが高くなることもあります。

代表的な気分障害として、気分の強い落ち込みや興味・喜びの喪失が長期間続き、日常生活や社会生活に大きな支障をきたす「うつ病」や分が著しく高揚する躁(または軽躁)状態とうつ状態を繰り返す「双極性障害」などがあります。

うつ病や双極性障害について詳しく知りたい方は、こちらのコラムをご覧ください。



恋愛における気分障害の特性のひとつが「恋愛感情の起伏が激しくなる」ことです。

気分障害により恋愛感情の波が生じると、以下のような影響を及ぼします。

  • 関係性が不安定になりやすい
  • 誤解やすれ違いが生じやすい
  • 恋愛に対して消極的になりやすい
  • 恋人に依存しやすくなる
  • 疲弊感を感じやすくなる

気分障害について詳しく知りたい方は、こちらのコラムをご覧ください。

関係性が不安定になりやすい

気分障害により精神状態が安定しないと、人間関係が不安定になることがあります。

一例として、気分がいいときには愛情表現が増える一方で、落ち込んでいる時期には距離を取りたくなるなど、態度が大きく変わりやすくなります。

その結果、恋人と温度差が生まれ、安心感を保つことが難しくなってしまうでしょう。

誤解やすれ違いが生じやすい

気分障害により感情の起伏が激しくなることで、意図しない誤解やすれ違いが生じやすくなります。

一例として、抑うつ状態で連絡や反応が減ると、相手は気持ちが冷めたと受け取られかねません。

このように、本人に悪意がなくても気分障害の特性により言動が頻繫に変化することで、互いの気持ちにズレが生じやすくなります。

恋愛に対して消極的になりやすい

恋愛感情の起伏が激しい状態が続くと、恋愛そのものに対して自信がなくなることがあります。

一例として、感情が変わるたびに相手を振り回してしまうのではないかという不安が、行動を抑制してしまいます。

その結果、新しい出会いや関係の進展を避けるようになり、恋愛から距離を取ろうとすることも少なくありません。

恋人に依存しやすくなる

気分障害による感情の変化は、依存性にも影響を及ぼします。

とくに、気分が不安定な時期は、安心感を得るために連絡や確認を過度に求めてしまい、相手への依存が強まることがあります。

このような依存性が強い状態が続くと、関係のバランスが崩れ、双方に負担がかかってしまうでしょう。

疲弊感を感じやすくなる

気分障害により感情の起伏が激しくなることにより、恋愛に対して疲弊感を感じることも少なくありません。

気分障害が原因で気分の良し悪しによって考え方や行動が変わることで、常に自分や相手との関係を気にかけようとします。

その積み重ねが、恋愛を楽しむ余裕を奪ってしまい、疲労感として表れます。

気分障害による恋愛感情の波をコントロールする方法

最近では、薬物療法や精神療法など、気分障害に対する治療法が多数確立されています。

治療とともに言動を見直すことで、気分障害による恋愛感情の起伏をコントロールできるようになります。

ここからは、気分障害による恋愛感情の波をコントロールするためにできることを5つ紹介します。

  • 自分の特性を正確に把握する
  • 気分が不安定なときに重大な決断を避ける
  • 他人と比較しない
  • 恋人以外の人間関係を築く
  • 自分を責めすぎない

自分の特性を正確に把握する

気分障害による恋愛感情の波をコントロールするためには、自分の気分の波や恋愛感情の変化の傾向を正確に把握しましょう。

どのような状況や体調のときに気分が上下しやすいのかを理解することで、感情の揺れを「性格」ではなく「症状の影響」として捉えやすくなります。

また、自分の特性を客観視できるようになると、恋愛感情の変化に過度な不安を感じにくくなります。

自分の特性を上手く把握できない方は、以下のコラムを参考に精神科医やカウンセラーに相談してみてください。

気分が不安定なときに重大な決断を避ける

気分障害により気分が不安定なときには、恋愛における重大な決断を避けるようにしましょう。

抑うつ状態になると否定的な考えに偏りやすく、躁・軽躁状態では楽観的になります。

このように感情が極度に偏った状態で交際をはじめる時期や将来に関わる決断を下そうとすると、適切な判断が難しくなるでしょう。

また、状況判断が上手くいかないと、かえって精神状態に悪影響を及ぼすことがあります。

気分障害による恋愛感情の波をコントロールするためにも、重要な意思決定は気分が落ち着くまで待ちましょう。

他人と比較しない

恋愛の形や進み方を他人と比較しないことも、気分障害による恋愛感情の波をコントロールするうえで重要なことです。

周囲のカップルや理想的に見える関係と比較すると、「自分はうまくできていない」というような劣等感を抱きかねません。

うつ状態のときにそのような劣等感を感じると、精神状態がさらに悪化する恐れがあります。

恋愛関係の育み方は、人によって異なります。

自分のペースを尊重することで、自分らしい恋愛を目指しましょう。

恋人以外の人間関係を築く

気分障害による恋愛感情の波をコントロールするためには、恋人以外の人間関係を意識的に築きましょう。

恋人だけに心の支えを求めてしまうと、恋人の負担が大きくなってしまいます。

友人や家族、支援者など複数のつながりを持つことで、恋愛感情の揺れも穏やかになります。

周囲に気分障害のことを気軽に打ち明けられる人がいない方は、こちらのコラムをご覧ください。

自分を責めすぎない

気分障害による恋愛感情の波をコントロールするためには、感情が安定しない自分を必要以上に責めないようにしましょう。

気分障害により自己否定しすぎると、精神状態が悪化する恐れがあります。

恋愛感情の波は気分障害の症状によるものであり、努力や気合で完全に抑えられるものではありません。

自分を素直に受け入れる姿勢を持つことで、恋愛の土台をつくれるようになりましょう。

気分障害に理解がある人と出会いたい方にはIRODORIがおすすめ

今回は、気分障害がある人が気分や恋愛感情の波をコントロールするためにやるべきことについて解説しました。

気分障害による感情の波は、恋愛において悩みの種になりやすい一方で、自分自身を深く知るきっかけにもなります。

感情を無理に抑え込むことではなく、自分を守りながら人とつながる方法を模索することで、安心できる恋愛への第一歩を踏み出しましょう。

気分障害があることで、恋人との出会いに不安を感じている方には、障がい者の出会いを応援するマッチングアプリ「IRODORI」がおすすめです。

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