
「もしかして、恋人には何か障がいがあるのかもしれない。」
一緒に過ごす時間が増えるなかで、そのように感じる瞬間が訪れることがあります。
しかし、恋人に障がいがあると気づいたとき、多くの人は「どう接すればいいのだろう」「本人に聞いてもいいのだろうか」と戸惑います。
そこで、本コラムでは恋人の障がいに気づいたときに最初に心がけたい3つのことを紹介します。
Contents
どのような障がいがあるのか?

障がいにはさまざまな種類があり、それぞれ特性や日常生活で困る場面は異なります。
また、同じ障がい名であっても症状や必要な配慮には個人差があるため、一人ひとりに合った理解が重要です。
ここでは、代表的な障がいを5つ紹介します。
- 身体障がい
- 発達障がい
- 精神障がい
- 知的障がい
- 内部障がい
身体障がい
身体障がいは、病気やけが、生まれつきの要因などによって身体機能に障がいが生じ、日常生活や社会生活で継続的な支援や配慮が必要となる障がいです。
代表的な身体障がいには、視覚障がいや聴覚・平衡機能障がい、音声・言語・そしゃく機能障がいなどがあります。
身体障がいがあると歩行や移動、情報の取得などに困難を感じるため、補装具や福祉機器を活用しながら生活している人もいます。
発達障がい
発達障がいは、生まれつきの脳機能の特性によって、コミュニケーションや行動に特徴がみられる障がいです。
代表的な発達障がいには、自閉スペクトラム症(ASD)や注意欠如・多動症(ADHD)、学習障がい(LD)などがあります。
発達障がいがあると予定の変更が苦手だったり、感覚が過敏だったりと、人によってさまざまな特性が現れます。
その一方で、得意な分野では高い能力を発揮することも多く、周囲の理解や環境の工夫によって生活しやすくなることも少なくありません。
精神障がい
精神障がいは、心の病気や精神機能の不調によって、生活や仕事に影響が生じる障がいです。
代表的な精神障がいには、うつ病や双極性障がい、統合失調症、不安障がいなどがあります。
精神障がいがあると気分や体調に波が生じることがあり、無理すると症状が悪化することも少なくありません。
精神障がいについて詳しく知りたい方は、こちらのコラムをご覧ください。
知的障がい
知的障がいは、知的機能や適応能力に特性があり、日常生活で継続的な支援を必要とする障がいです。
知的障がいがあると理解や判断に時間がかかる場面があるため、分かりやすい説明や丁寧なコミュニケーションが役立ちます。
その一方で、興味のある分野や得意なことに高い集中力を発揮する人もおり、それぞれの強みを生かした生活が求められます。
知的障がいについて詳しく知りたい方は、こちらのコラムをご覧ください。
内部障がい
内部障がいは、心臓や腎臓など体の内部機能に障がいがあり、継続的な治療や配慮が必要となる障がいです。
代表的な内部障がいには、心臓機能障がいや腎臓機能障がい、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫機能障がいなどがあります。
内部障がいは外見からは障がいが分かりにくいことが多く、周囲に気づかれないまま体調管理している人も少なくありません。
内部障がいについて詳しく知りたい方は、こちらのコラムをご覧ください。
どのようなときに恋人に障がいがあると気づくのか?

日常生活において、恋人に障がいがあると気付くことがあります。
ここからは、恋人に障がいがあると気づく状況を4つ紹介します。
- 結婚や同棲などにより一緒に過ごす時間が増える
- 恋人本人から打ち明けられる
- 日常生活で配慮が必要な場面が増える
- 家族や周囲の人経由で知る
結婚や同棲などにより一緒に過ごす時間が増える
結婚や同棲をきっかけに生活を共にする時間が増えることで、恋人に障がいがあることに気づくことがあります。
恋愛中の短時間のデートではわかりにくかった特性が、日常生活のなかで見えてくることは少なくありません。
また、仕事の日と休日の過ごし方や体調の変化、生活リズムなどを知る機会が増え、それまで気づかなかった特性を知ることもあります。
恋人本人から打ち明けられる
本人から障がいについて打ち明けられることで、初めて恋人に障がいがあることに気付くことは少なくありません。
交際が深まり、信頼関係が築けたタイミングだからこそ、「実は発達障がいの診断を受けている」や「精神障がいがあり通院している」など、障がいについて話そうと決心する人もいます。
また、将来のことを考え始めたときや、結婚を意識したタイミングで障がいのことを伝える人もいます。
日常生活で配慮が必要な場面が増える
日常生活のなかで配慮が必要な場面が増えたことをきっかけに、恋人の障がいを知ることは珍しくありません。
長時間の外出が難しかったり、定期的な通院や服薬が欠かせなかったりと、交際期間が長くなるほど相手の生活スタイルや困りごとに触れる機会が多くなります。
このような障がいがある方特有のできごとを経験することで、障がいによる特性や生活上の工夫を理解できるようになります。
家族や周囲の人経由で知る
家族や周囲の人から話を聞いて、恋人に障がいがあることを知ることもあります。
一例として、結婚のあいさつや家族同士の交流など、人生の節目で障がいについて共有されます。
また、福祉サービスの利用や障がい者手帳の話題、通院に関する会話などから事情を知ることも少なくありません。
このように、今後の生活を見据えて本人や家族が障がいについて説明してくれることがあります。
恋人の障がいに気づいたとき最初にすべき3つのこと

恋人の障がいに気づいたとき、「どう接すればいいのだろう」や「何かしてあげたほうがいいのかな」と戸惑う人は少なくありません。
しかし、恋人の障がいに気づいたときに大切なのは焦って行動することではなく、相手の気持ちを尊重しながら少しずつ理解を深めていくことです。
ここからは、恋人の障がいに気づいたときにやるべきことを3つ紹介します。
- 決めつけずに、まずは相手を理解しようとする
- 本人のペースを尊重して話を聞く
- 「支える」よりも「一緒に考える」という姿勢を持つ
決めつけずに、まずは相手を理解しようとする
恋人に障がいがあると気づいたら、まずは決めつけずに相手を理解しようとする姿勢を持ちましょう。
障がいの種類や特性、日常生活で困っていることはひとりひとり異なります。
そのため、同じ診断名でも障がい者ごとに配慮を変えなければなりません。
先入観を持たずに向き合うことで、安心して自分の気持ちや困りごとを話せる環境を整えましょう。
また、「どんなことが苦手なの?」や「何か手伝えることはある?」というように、相手の考えや希望を確認しながらコミュニケーションを取ることを心がけてください。
本人のペースを尊重して話を聞く
恋人が障がいについて話してくれるときは、本人のペースを尊重しながら耳を傾けましょう。
障がいは非常にプライベートな内容であり、打ち明けるまでに時間や勇気が必要な人も少なくありません。
無理に聞き出そうとせず相手の気持ちを尊重することで、信頼関係を築きやすくなります。
また、障がいについて話してくれたときは、途中で否定したり結論を急いだりせず、「話してくれてありがとう」と伝えながら最後まで聞くことを意識しましょう。
「支える」よりも「一緒に考える」という姿勢を持つ
恋人に障がいがあるとわかったときは、「支えなければ」と一人で抱え込むのではなく、一緒に考える姿勢を意識しましょう。
障がいによる困りごとは日常生活のさまざまな場面で現れます。
そのため、一方だけが努力を続ける関係では負担が偏ってしまいます。
ふたりで解決方法を考えることで、お互いが無理なく過ごせる関係を築きましょう。
また、デートの予定や移動方法、休憩のタイミングなども話し合いながら決めることで、自分たちに合った付き合い方を少しずつ探しましょう。
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今回は、恋人の障がいに気づいたときに最初に心がけたい3つのことについて解説しました。
恋人の障がいに気づいたとき、驚いたり戸惑ったりするのは自然なことです。
障がいがあること自体は、その人を形づくる要素のひとつであり、人格や魅力のすべてではありません。
お互いを理解しようとする姿勢を意識することで、安心できるパートナーシップを目指しましょう。
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