
身体障害者手帳を取得しようとしている方のなかには、「申請してからどれくらいで交付されるの?」、「すぐに使えるようになるの?」というような疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。
身体障害者手帳は、医療費助成や税金の控除、交通機関の割引など、さまざまな福祉サービスを利用するために必要な証明書です。
しかし、申請すればその場ですぐに受け取れるわけではなく、診断書の作成や自治体での審査など、いくつかの手続きを経る必要があります。
本コラムでは、身体障害者手帳の申請から交付までにかかる期間の目安や身体障害者手帳をスムーズに受け取るためのポイントについて詳しく解説します。
Contents
身体障害者手帳の申請にかかる期間はどれくらい?

身体障害者手帳とは、身体に一定以上の障害があると認定された人に交付され、福祉サービスや各種支援を受ける際に利用される公的な手帳です。
身体障害者手帳について詳しく知りたい方は、こちらのコラムをご覧ください。
身体障害者手帳の申請から交付までにかかる期間は、一般的に「1か月〜2か月程度」が目安とされています。
ただし、自治体や障害の種類、審査状況によっては、さらに時間がかかることもあります。
とくに、初めて身体障害者手帳を申請する場合は、診断書の準備や必要書類の確認などに時間がかかりやすいため、余裕を持って手続きを進めてください。
身体障害者手帳の交付までには、以下のような手続きが求められます。
- 指定医に診断書を書いてもらう
- 必要書類をそろえる
- 市区町村の窓口へ申請する
- 都道府県や政令指定都市での審査
指定医に診断書を書いてもらう
身体障害者手帳を申請するためには、まず身体障害者福祉法で定められた指定医に診断書を書いてもらいます。
指定医による診断書は、身体障害者手帳の審査時に障がいの状態や程度を証明する書類です。
そして、手帳の等級判定に必要な資料としても扱われます。
指定医師から診断書および意見書を発行してもらうことで、申請の準備が進められるようになります。
必要書類をそろえる
診断書および意見書が準備できたら、必要書類の準備に取り掛かれます。
一般的には、医師の診断書や意見書以外にも申請書や顔写真、本人確認書類などが必要です。
申込書の取得方法は自治体によって異なるため、事前に確認しておきましょう。
市区町村の窓口へ申請する
必要書類がそろったら、居住地の市区町村にある障害福祉担当窓口で申請手続きを進めます。
窓口では提出書類の内容を確認し、不備がなければ正式に申請手続きが受理されます。
記入漏れや添付書類の不足があると再提出が必要になる場合もあるため、提出前に内容を確認しておくと安心です。
都道府県や政令指定都市での審査
身体障害者手帳申請後は、都道府県または政令指定都市にて障がいの程度や等級などを審査します。
具体的には、提出された診断書や申請書類をもとに、身体障害者手帳の交付基準に該当するかを確認します。
内容によっては追加資料の提出を求められることもあるため、自治体からの連絡には速やかに対応することを意識しましょう。
身体障害者手帳の交付に時間がかかる理由

身体障害者手帳の申請は、状況によって通常より時間がかかることがあります。
ここからは、とくに時間がかかりやすい要因を4つ紹介します。
- 診断書の作成に時間がかかる
- 書類に不備がある
- 障害等級の判断が難しい
- 自治体の繁忙期と重なる
診断書の作成に時間がかかる
身体障害者手帳の交付に時間がかかる理由のひとつが、診断書の作成に時間を要することです。
診断書は、障害の状態や日常生活への影響などを詳しく記載しなければなりません。
そのため、医師による確認や検査結果の反映が求められます。
また、医療機関の予約状況や混雑具合によっては作成まで数週間かかることもあり、その分申請手続き全体が遅れてしまいます。
書類に不備がある
申請書類に不備があると、身体障害者手帳の交付までの期間が長引く恐れがあります。
一例として、申請手続きや審査時に記入漏れや添付書類の不足が見つかると、自治体から修正や再提出を求められることがあります。
差し戻された書類を修正したり、新たに書類を準備したりすると、申請手続き全体に遅れが生じてしまうでしょう。
障害等級の判断が難しい
障害等級の判断が難しいと、通常よりも審査期間が長くなる傾向があります。
一例として、障害の状態が複雑であったり、複数の障害が関係していたりすると、慎重な確認が必要になります。
結果として、追加資料の提出や詳細な検討を実施することになり、交付までに時間を要してしまうでしょう。
自治体の繁忙期と重なる
自治体の繁忙期と申請時期が重なることも、身体障害者手帳の交付までに時間がかかる要因のひとつです。
一例として、年度末や年度初めは各種行政手続きが集中しやすく、障害福祉窓口への申請件数も増加する傾向があります。
さらに、審査や事務処理に通常以上の時間を要することもあります。
身体障害者手帳をスムーズに受け取るためのポイント
身体障害者手帳の交付を円滑に進めるためには、入念な事前準備が求められます。
ここからは、申請期間を長引かせないためのポイントを3つ紹介します。
- 必要書類を早めにそろえる
- 家族や信頼できる人に記入漏れや不備をチェックしてもらう
- 余裕を持ったスケジュールで申請する
必要書類を早めにそろえる
身体障害者手帳をスムーズに受け取るためには、必要書類を早めにそろえておきましょう。
提出書類に不備があると、不足している書類を準備したり、提出した書類を修正しなければならなくなります。
また、診断書の作成には時間がかかることもあるため、必要な準備を後回しにすると交付時期が遅れる恐れもあります。
自治体のホームページや窓口で必要書類を事前に確認し、余裕を持って準備を進めましょう。
家族や信頼できる人に記入漏れや不備をチェックしてもらう
身体障害者手帳を申請するときは、必要書類を提出する前に家族や信頼できる人に確認してもらいましょう。
第三者にチェックしてもらうことで、自分では気付かなかった記入漏れや添付書類の不足を見つけられます。
とくに、初めて申請する場合は手続きに慣れていないため、第三者の視点で確認してもらうことで安心感も得られるでしょう。
はやく申請手続きを済ませたいかもしれませんが、提出直前にもう一度チェックする習慣をつけることで、よりスムーズに申請を進めましょう。
余裕を持ったスケジュールで申請する
身体障害者手帳の申請は、余裕を持ったスケジュールで進めましょう。
診断書の作成や自治体での審査には一定の期間が必要であり、申請後すぐに交付されるわけではありません。
また、自治体の繁忙期や審査内容によっては想定より時間がかかる場合もあり、予定どおりに受け取れないこともあります。
就職活動や福祉サービスの利用などで身体障害者手帳が必要になる場合は、必要時期から逆算して早めに申請することを心掛けましょう。
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今回は、身体障害者手帳の申請から交付までにかかる期間の目安や身体障害者手帳をスムーズに受け取るためのポイントについて解説しました。
身体障害者手帳を申請してから実際に交付されるまでの期間は、自治体によって異なります。
しかし、診断書の作成状況や審査内容などによっては、交付までに時間がかかることも少なくありません。
自治体や支援機関へ相談しつつ、スムーズな手続きを目指しましょう。
また、身体障がいを持つ方が自分らしい生活を送るためには、身体障害者手帳を保有することと併せて「人とのつながり」を大切にすることも重要です。
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