うつ病が恋愛感情に及ぼす影響とは?
2024/05/12/
うつ病は、年齢や性別を問わず罹患する可能性がある精神障害です。
国内でも多くの罹患者が確認されています。
うつ病は、突発的に発症する可能性があるため、不意に起きたトラブルなどによって、自分やパートナーがうつ病になってしまうかもしれません。
自分やパートナーがうつ病に罹患したときに備えて、うつ病の特徴を理解しておくことは良好な関係を持続させることに繋がります。
本記事では、うつ病が恋愛に及ぼす影響を紹介します。
パートナーが意識すべきことも紹介しているので、そちらも併せてご覧ください。
Contents
うつ病とは
うつ病とは、憂鬱な気分やイライラ、虚無感などが長期的に続く精神障害です。
幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」や興奮したときに分泌する「ノルアドレナリン」、快感を感じたときに分泌する「ドパミン」などの神経伝達物質が減少することで罹患します。
うつ病でよく見られる症状は、以下のとおりです。
・集中力が低下する
・睡眠障害
・食欲の低下
・好きなことへの興味がなくなる
・過度に罪悪感を感じる
・自尊心が極端に低くなる
・倦怠感や疲労感が継続する
WHO(世界保健機関:World Health Organization)は、うつ病の罹患者数について2023年時点で世界人口の約3.8%、成人の約5%であると公表しました。
低・中所得国では、75%以上のうつ病罹患者が治療を受けられていないため、日本だけでなく世界中で問題視されています。
うつ病が恋愛感情に及ぼす影響
うつ病は、職場や学校、私生活などあらゆる面で影響を及ぼします。
恋愛感情も例外ではありません。
ここからは、うつ病が恋愛感情に及ぼす影響を5つ紹介します。
1.依存度が高くなる
2.性欲が減退する
3.連絡頻度が低くなる
4.会う回数が減る
5.感情が出にくくなる
依存度が高くなる
憂鬱な気分や虚無感を感じやすくなるのは、うつ病でよく見られる症状のひとつです。
憂鬱な気分や虚無感を解消するために深い愛情や優しさを求め、依存度が高くなる傾向があります。
恋愛においても同様です。
自分のことを受け入れてくれるパートナーへの期待が高まる一方、厳しい言葉に敏感に反応してしまいます。
うつ病の人との恋愛では、明確に愛情を示し、安心感を与えることが重要です。
愛情を言葉で伝え、適度にコミュニケーションを取りましょう。
なお、生活を過度に変えると、自分自身がストレスを溜め込んでしまうので注意してください。
性欲が減退する
うつ病を罹患すると、ノルアドレナリンやドパミンなどが低下するため、欲求が薄れる場合があります。
性欲が減退するとスキンシップや性交の頻度が低くなります。
なお、恋愛感情自体が薄れている訳ではないので注意しましょう。
連絡頻度が低くなる
うつ病を罹患すると、意欲の低下が見られます。
SNS(Social Network Service)などで連絡するときも、1日1回しか返信してこなかったり、数日間音信不通になったりします。
うつ病の人からの連絡頻度が急に減っても焦らずに対応しましょう。
また、掃除や洗濯など家事に対するやる気も減少することがあるため、定期的に身の回りのことをサポートしてください。
会う回数が減る
うつ病を罹患すると、引きこもりがちになったり、会話や人からの視線に対して苦痛を感じる「SAD(社交不安障害:Social Anxiety Disorder)」などの症状が見られます。
うつ病の影響で外出することを拒んだり、パートナーと会う回数が減ったりするでしょう。
また、睡眠障害が生じたり、倦怠感や疲労感を感じやすかったりします。
そのため、デートをドタキャンしたり、一緒にいてもボーっとしていたりすることが多々あります。
うつ病のパートナーと会うときは、お家デートや映画鑑賞など落ち着いて過ごせる場所を選びましょう。
感情が出にくくなる
感情の波が激しい時に一般の人よりも疲労を蓄積しやすくなるのも、うつ病でよく見られる症状のひとつです。
恋愛では、パートナーとの関係性が良好になることで幸せを感じたり、喧嘩したりして落ち込んだりと必然的に感情の起伏が激しくなります。
脳に疲労が溜まりすぎると、感情が出にくくなります。
喜怒哀楽が少ないと感じたら、パートナーと距離を置いたり、休ませてあげたりしましょう。
パートナーが意識すべきこと
うつ病の罹患者と恋愛する場合は、パートナーの配慮が欠かせません。
ここからは、パートナーが意識すべきことを3つ紹介します。
1.うつ病にへの理解を深める
2.話し合う
3.過度に気遣わない
パートナーがうつ病を罹患している方は、参考にしてください。
うつ病にへの理解を深める
うつ病の人と恋愛する場合は、うつ病への理解を深めましょう。
うつ病などの精神障害に関する情報収集には、精神保健研究所が運営している「こころの情報サイト」や厚生労働省が運営している「こころの耳」などがおすすめです。
また、日本能力開発推進協会が主催している「うつ病アドバイザー」や、大阪商工会議所が主催している「メンタルヘルス・マネジメント検定」などの資格試験を利用すると、実践で生かせる知識を得られます。
SNSやブログでは、うつ病を罹患した人やゲートキーパーの実体験を知れるため、そちらもおすすめです。
話し合う
うつ病の知識を得たら、お互いの認識を摺り合わせましょう。
偏にうつ病といっても程度や症状は人それぞれです。
自分が思っていたうつ病のイメージとうつ病のパートナーが考えていることが異なる場合があります。
そのため、うつ病だからといって偏見を持ってしまうと、良好な関係性が築けません。
パートナーの要望を受け入れつつ、自身の思いを言葉にして伝えてあげましょう。
なお、厳しい言葉には過敏に反応してしまうため、伝え方には十分配慮しましょう。
また、厚生労働省はうつ病の程度を調べられるセルフチェックシートを公開しています。
短時間で実施できるため、興味がある方は参考にしてください。
過度に気遣わない
うつ病だからといって過度に気遣いすぎると、罪悪感を感じたり、モチベーションを低下させたりします。
普段の生活では、うつ病のことを気にしていない素振りを見せつつ、適切な距離を保てるようにしましょう。
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今回は、うつ病が恋愛感情に及ぼす影響について解説しました。
近年、多くの研究者がうつ病に関する研究を進めており、心理療法や薬物療法などの治療方法が確立しています。
治療やカウンセリングを通じてうつ病を緩和させ、恋愛に前向きになりましょう。
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