コラム

恋愛でうつ病の人が取る行動と特徴

2024/05/29/

うつ病とは精神障害のひとつで、神経伝達物質の分泌量に異常が生じる状態です。

うつ病になると、うつ状態が長期的に継続します。

うつ病に罹患した方でも他の人と同様に恋愛したいという方も少なくありません。

本稿では、恋愛においてうつ病の人が取る行動と特徴を紹介します。

最後まで読んで、うつ病への理解を深めましょう。

うつ病とは

うつ病とは、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」やストレスを感じたときに分泌される「ノルアドレナリン」、やる気やモチベーションに関係している「ドーパミン」などの神経伝達物質が減少する精神障害です。

WHO(世界保健機関:World Health Organization)によると、世界人口の3.8%がうつ病を経験しているとされています。

厚生労働省が公表している一般的なうつ病の特徴は、以下のとおりです。

・悲しく憂うつな気分が一日中続く

・これまで好きだったことに興味がわかない、何をしても楽しくない

・食欲が減る、あるいは増す

・眠れない、あるいは寝すぎる

・イライラする、怒りっぽくなる

・疲れやすく、何もやる気になれない

・自分に価値がないように思える

・集中力がなくなる、物事が決断できない

・死にたい、消えてしまいたい、いなければよかったと思う

引用元:うつ病|こころの病気について知る|ストレスとこころ|こころもメンテしよう ~若者を支えるメンタルヘルスサイト~|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

また、過食や過眠など対人関係のトラブルに対する過敏性など、通常のうつ病とは真逆の症状が見られる「非定型うつ病」も「APA(米国精神医療学会:American Psychiatric Association)」によって定められた診断基準「DSM-IV」にて定義されています。

うつ病と混同しやすい「うつ状態」との違いについて知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

うつ病とうつ状態の違いとは? | 障がい者の友活・恋活・婚活アプリ「IRODORI」

恋愛でうつ病の人が取る行動と特徴

うつ状態に罹患した方でも恋愛に意欲的な人はたくさんいます。

うつ病の人が恋愛においてどのような行動を取るのか気になる方もいるでしょう。

ここからは、恋愛においてうつ病の人によく見られる行動と特徴を5つ紹介します。

1.依存度が高い

2.性欲がなくなる

3.コミュニケーションを避ける

4.自信が持てない

5.感情表現が少なくなる

依存度が高い

うつ病に罹患すると、ストレスや不安を払拭するために人やものに依存しやすくなります。

恋愛においても以下のように感じることで、パートナーへ依存する傾向が見られます。

・パートナーがいなければ生きていけない

・パートナーのことしか考えられない

・パートナーが自分のことを嫌いになったら死ぬ

パートナーと良好な関係を維持するためには、普段から自分のことを打ち明け、お互いのことを理解し合えるようにしましょう。

性欲がなくなる

女性の場合は女性ホルモンである「エストロゲン」、男性の場合は男性ホルモンである「テストステロン」などが分泌されることで性欲が高まります。

うつ病に罹患すると男性ホルモンや女性ホルモンが分泌されにくくなるため、性欲がなくなることがあります。

親密な関係になってもうつ病に罹患したパートナーから性行為を求められないことで、愛想を尽かされたのではないかと感じるかもしれません。

しかし、性行為が少なくなったからといって無理強いしないようにしましょう。

キスやハグなどの軽いスキンシップは、幸福感を感じさせ、うつ病の回復などにも繋がるためおすすめです。

コミュニケーションを避ける

うつ病を罹患すると、対人関係を避けようとする傾向があるため、以下のような行動を取ることがあります。

・デートをドタキャンする

・他の人ことが気になって落ち着かない

睡眠障害を起こしたり、倦怠感を感じたりすることもあるので、お家デートや映画鑑賞などがおすすめです。

また、物事へのやる気が出ないこともあるため、SNS(Social Networking Service)などのメッセージのやり取りも億劫になる場合があります。

2,3日経過しても返信が帰ってこない場合もありますが、過度に気にしすぎないようにしつつ、パートナーのペースに合わせるようにしましょう。

自信が持てない

うつ病に罹患すると、自己肯定感が低くなったり、ネガティブな感情に陥りやすくなったりします。

恋愛したいと思っても以下のように感じて積極的になれないことがあります。

・自分のことなんて好きになってくれるわけがない

・どうせアプローチしてもうまくいかない

・デートで失敗したらどうしよう

うつ病に罹患しているパートナーが自信を喪失しいても様子を見ながら徐々にケアしてあげましょう。

感情表現が少なくなる

うつ病に罹患すると、他の人よりも感情の起伏が激しい時の疲労が出やすくなります。

また、睡眠障害などにより普段から倦怠感を感じていることもあるでしょう。

疲労や倦怠感が強くなると、感情表現が少なくなります。

恋愛においては、感情表現が少なくなると以下のような行動が見られます。

・デートしていても楽しそうではない

・何を考えているのか分からない

うつ病のパートナーの感情表現が少なくても不安にならずに接してあげてください。

恋愛においてうつ病の人に意識してほしいこと

ここまでは、恋愛でうつ病の人が取る行動と特徴を紹介しました。

うつ病に罹患していても素敵なパートナーと出会えた人はたくさんいます。

「うつ病の人がパートナーと良好な関係を築くにはどうすればいいんですか。」

このような悩みを解消するために、恋愛においてうつ病の人に意識してほしいことを3つ紹介します。

1.自分自身のことを受け入れる

2.パートナーに自分のことを打ち明ける

3.第三者へ相談する

こちらの記事では、うつ病などの精神障がい者への接し方を紹介しています。こちらも併せてご覧ください。

精神障がい者への接し方と上手な関わり方 | 障がい者の友活・恋活・婚活アプリ「IRODORI」

自分自身のことを受け入れる

パートナーと良好な関係を築くためには、自分自身を大切にすることが重要です。

自分自身を受け入れることで、自尊心が高まり、恋愛に積極的になれます。

また、自分の存在意義を理解することで、パートナーへの依存度が少なくなります。

パートナーに自分のことを打ち明ける

パートナーと良好な関係を築くためには、自分自身のことをパートナーに知ってもらうことが重要です。

自分の思いやうつ病の症状について伝えることで、誤解が生まれるのを防げます。

なお、一方的に自分の考えを押し付けるのではなく、パートナーの考えも汲み取るようにしてください。

そして、自分のことを気遣っている行動に対しては感謝を忘れないようにしましょう。

第三者へ相談する

パートナーへ直接打ち明けるのが難しい場合は、家族などの信頼できる第三者へ相談しましょう。

第三者からの客観的な意見を貰うことで、的確な判断ができるようになります。

厚生労働省が管轄している「こころの耳」などの専門機関を利用するのもおすすめです。

うつ病に理解がある人と出会いたい方にはIRODORIがおすすめ

今回は、恋愛においてうつ病の人が取る行動と特徴を紹介しました。

好意を持った相手がうつ病だったり、パートナーが突然うつ病に罹患したりするケースは少なくありません。

うつ病への理解を深めることで、うつ病のサインを察知できるようになりましょう。

また、うつ病のことを気にせずに友人やパートナーを探したい方には、障がい者の出会いを応援するマッチングアプリ「IRODORI」がおすすめです。

障がいがある人と、障害に理解がある人のみが在籍し、匿名で利用できるため、うつ病のことをオープンにしながらコミュニケーションを取れます。

また、公的書類による本人確認審査や24時間365日の監視体制など、不審なユーザーへの対策も万全なため、安心して利用できます。

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