コラム

不安障害の人が恋愛で気を付けるポイント

2024/05/29/

近年、国際結婚やパートナーシップ制度など、恋愛に対する意識が多様化しています。

不安障害を含めた精神障がいの人の中にも恋愛したいと考えている人も少なくないでしょう。

不安障害の人が恋愛することについて、以下のような疑問を抱いている人もいるかもしれません。

「恋愛において不安障害の人に見られる特徴は?」

「不安障害の人が恋愛で気を付けることは?」

本記事では、不安障害の人がパートナーと良好な関係を築くため、恋愛で気を付けるポイントを紹介します。

不安障害とは

精神保健研究所では、不安障害について「差し迫った出来事に対する恐怖や、将来に対する不安が過剰となり、行動や社会生活に影響を与える状態が、成人の場合は6ヶ月、子どもの場合は4週間、続いている状態」と定義しています。

常に緊張状態が継続することで、身体・行動・認知に異常をきたします。

WHO(世界保健機関:World Health Organization)は、2019年に世界で約3億100万人が不安障害に罹患したと発表しました。

世界中で不安障害に対する研究が進められており、抗うつ薬などを利用する「薬物療法」や対話を通じてメンタルをケアする「精神治療法」などの治療方法が採用されています。

不安障害の種類

不安障害は、特徴に応じて細分化されています。

ここからは、代表的な不安障害を5つ紹介します。

1.パニック障害

2.社会不安障害(社会恐怖)

3.強迫性障害

4.全般性不安障害

5.広場恐怖症

それぞれの特徴も紹介しているので、不安障害について詳しく知りたい方は、参考にしてみてください。

パニック障害

パニック障害とは、不安や動機などにより発作が生じる状態が継続する不安障害です。

パニック障害では、以下のような症状が見られます。

・動悸がする、心拍数があがる

・汗が出る

・体が震える

・息切れがする、息苦しい

・窒息する感じがする

・胸が痛い、胸苦しさがある

・吐き気、おなかの苦しさ

・めまい、ふらつき、気が遠くなる感じ

・現実でない感じ、自分が自分でない感じ

・自分がコントロールできない、変になるかもしれないことへの恐怖

・死ぬことへの恐怖

・感覚まひ、うずき

・冷たい感覚、あるいは熱い感覚がする

引用元:不安障害|こころの病気について知る|ストレスとこころ|こころもメンテしよう ~若者を支えるメンタルヘルスサイト~|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

パニック障害の程度によっては、再発への恐怖を感じる「予期不安」などが見られる場合もあります。

パートナーがパニック障害に罹患していると、デートしている最中に突然パニック状態になったり、気分が優れない状態が長期的に続いたりします。

社会不安障害(社会恐怖)

社会不安障害(社会恐怖)とは、他の人の視線や態度に対して極度に悪い方向へと考えてしまう不安障害です。

社会不安障害では、以下のような症状が見られます。

・周りからに視線が気になって集中できない

・人前で話そうとするとパニック状態になる

・話し声を聞くと自分のことを言われているように感じる

・注目されたり評価されたりすると不安を感じる

パートナーが社会不安障害に罹患していると、周囲の人のことを気にして落ち着きがなかったり、外でのデートを嫌がったりします。

強迫性障害

強迫性障害とは、特定の行動を繰り返さないと不安になる不安障害です。

強迫性障害の具体例は、以下のとおりです。

・何度もヘアスタイルを整える

・電気の消し忘れを何度もチェックする

・マンホールや階段など目に留まったものの数をひたすら数える

不合理だと分かっているのにもかかわらず、特定の行動を止められなくなります。

パートナーが強迫性障害に罹患していると、自分のこと以外に意識が向いていたり、遠出をしたときに落ち着かない様子が続いたりすることがあります。

全般性不安障害

全般性不安障害とは、仕事・友人・パートナーなどあらゆることが気になり、極度のストレスや不安を感じる状態が継続する不安障害です。

全般性不安障害では、以下のような症状が長期的に続きます。

・不安に苛まれる

・落ち着かない

・疲労が溜まりやすい

・集中できない

・イライラする

・筋肉が緊張している

・眠れない

パートナーが全般性不安障害に罹患していると、ヒステリックになったり体調を崩してデートをドタキャンしたりすることがあります。

広場恐怖症

広場恐怖症とは、公園・公共交通機関・商業施設のようにすぐに帰れないような場所にいるとストレスや不安を感じる不安障害です。

広場恐怖症では、以下のような症状が見られます。

・人の視線が恥ずかしい

・動悸がする、心拍数があがる

・発汗する

・震えが止まらなくなる

・正常に呼吸できない

・めまいや吐き気

・下痢

パートナーが広場恐怖症に罹患していると、外出を極度に嫌がる傾向が見られます。

不安障害の人が恋愛で気を付けるポイント

ここまでは、不安障害の人の特徴を紹介しました。

身体・行動・認知に影響が出る不安障害が原因で恋愛に積極的になれないという方も少なくないでしょう。

ここからは、不安障害の人が理想的なパートナーと良好な関係を築くために、恋愛で気を付けるポイントを3つ紹介します。

1.パートナーに自分の考えを打ち明ける

2.できることは積極的にやる

3.感謝を忘れない

恋愛に対して前向きになりたいという不安障害の人は、参考にしてください。

パートナーが不安障害などの精神障害であるという人は、こちらをご覧ください。

精神障がい者への接し方と上手な関わり方 | 障がい者の友活・恋活・婚活アプリ「IRODORI」

パートナーに自分の考えを打ち明ける

不安障害の程度や症状は人によってさまざまです。

近年は、SNSや専門機関のWebサイトなどで気軽に情報収集できるようになりましたが、公開されている全ての情報が不安障害に罹患しているパートナーに当てはまるわけではありません。

パートナーとの話し合いを通じて自分の考えや配慮してほしいことを伝えましょう。

パートナーの意見も聞くことで、誤解が生じるのを防げます。

できることは積極的にやる

不安障害について打ち明けたことで、パートナーが過度に配慮してしまうことがあります。

過度に配慮してもらうと、罪悪感を感じることがあり、パートナー自身も疲労やストレスが溜まりやすくなります。

不安障害に罹患していてもできることは積極的にこなしましょう。

感謝を忘れない

不安障害を配慮してくれているパートナーへの感謝を忘れないようにしましょう。

配慮してもらうことが当然であると感じていると、パートナーの不満が募り、関係が悪化します。

日々の生活で「ありがとう」という感謝の言葉を伝えてあげてください。

気恥ずかしくて伝えられないという方は、手紙やメッセージもおすすめです。

パートナーを探したい不安障害の人にはIRODORIがおすすめ

今回は、不安障害の人が恋愛で気を付けるポイントを紹介しました。

パートナーと良好な関係を築くためには、自分のことをパートナーに理解してもらうことが重要です。

「幻滅されたらどうしよう。」と不安になるかもしれませんが、勇気を出して打ち明けてみてください。

また、不安障害のことを気にせず、理想的なパートナーと出会いたい人には、障がい者の出会いを応援するマッチングアプリ「IRODORI」がおすすめです。

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