コラム

双極性障害の人が恋愛で気を付けるポイント

2024/05/29/

近年は、SNS(Social Networking Service)やマッチングアプリの普及により、インターネットを利用して気の合うパートナーを探す人が増えています。

【日本におけるSNS利用者数】

年度(年)2018201920202021
人数(百万人)73.182.990.6102.0

引用元:総務省|令和5年版 情報通信白書|SNS (soumu.go.jp)

【独身者の婚活サービスの利用状況】

年度(年)2018201920202021
利用率(%)12.016.519.121.8

引用元:マッチングアプリ調査結果 (caa.go.jp)

双極性障害(躁うつ病)の人の中にも理想的なパートナーと出会いたいという人もいるでしょう。

本稿では、理想的なパートナーと良好な関係を築くために、恋愛で気を付けるポイントを紹介します。

今回の内容が双極性障害の人が恋愛に対して前向きになるきっかけとなれば幸いです。

双極性障害とは

双極性障害(躁うつ病)とは、気分が高揚したり、活力が増したりする「躁(そう)状態」と気分が優れなかったり、やる気がなくなる「うつ状態」が頻繁に反復する精神障害です。

NCNP(国立精神・神経医療研究センター:National Center of Neurology and Psychiatry)によると、日本人口の約0.4〜0.7%が双極性障害に罹患しているとされています。

日本人口の約6%が罹患した経験があるうつ病と比較すると、罹患者がそこまで多くないと言えるでしょう。(参照元:うつ病|こころの情報サイト (ncnp.go.jp)

躁状態やうつ状態になると見られる特徴や行動には、以下のようなものがあります。

躁状態に見られる行動や特徴

・睡眠時間が少ないのに体調が良い

・積極的にイベントに参加したくなる

・思考力が向上する

・人とコミュニケーションを取りたくなる

・電話やメールをしたくなる

・やる気に満ち溢れている

・イライラしやすい

・非常識な行動への意欲が高まる

うつ状態に見られる行動や特徴

・疲労が溜まりやすい

・物事に取り掛かるまで時間がかかる

・やる気が出ない

・眠れない

・1日中眠い

・今まで楽しかったことが楽しめない

・自己肯定感が低くなる

参照元:双極性障害(そううつ病) | NCNP病院 国立精神・神経医療研究センター

うつ状態とうつ病は混同している人が多いかもしれませんが、正確には異なる状態です。

うつ状態とうつ病の違いを知りたい方は、こちらのコラムをご覧ください。

うつ病とうつ状態の違いとは? | 障がい者の友活・恋活・婚活アプリ「IRODORI」

双極性障害は、2,3日で躁状態とうつ状態が入れ替わることもあれば、片方の状態が1,2週間以上継続する場合もあります。

うつ状態が長期的に継続すると、異変を感じることがありますが、躁状態が継続していると、調子が良いように感じるため、障害を見逃しやすくなります。

双極性障害Ⅰ型とⅡ型の違い

双極性障害は、「Ⅰ型」と「Ⅱ型」に分類されます。

Ⅰ型とⅡ型の主な違いは、「躁状態」の程度です。

うつ状態についてはどちらも変わりませんが、Ⅱ型の方がⅠ型よりも躁状態の程度が軽くなります。

躁状態は、定性的な要因であるため、明確な基準が設けられていませんが、日常生活に支障をきたしているかどうかを目安のひとつとしてください。

また、双極性障害の生涯有病率は、Ⅱ型の方が高い傾向にあります。

Ⅰ型・Ⅱ型どちらなのかによって有効な治療方法も異なります。

双極性障害の疑いがある場合は、精神科医や専門機関に相談してみましょう。

恋愛における双極性障害の人の特徴

恋愛において双極性障害の人に見られる特徴のひとつは、「精神や身体の変化が激しい」ことです。

双極性障害は、躁状態とうつ状態周期によって精神・身体の状況が変化します。

躁状態の時にパートナーとの心理的距離を縮めたとしても、うつ状態になったことでネガティブ思考が強くなったり、パートナーとの距離を置きたくなってしまったりします。

また、性行為の頻度などにも影響があるため、パートナーによっては愛想を尽かされたと勘違いしてしまうかもしれません。

双極性障害について自分自身とパートナーの認識を合わせるようにしましょう。

双極性障害の人が恋愛で気を付けるポイント

双極性障害の人でも自分の症状と上手く付き合うことで、パートナーと良好な関係を築けます。

恋愛で失敗しないように双極性障害の人が気を付けるべきポイントは、以下の3つです。

1.双極性障害の知識を身につける

2.自分のことをパートナーに打ち明ける

3.頼れる第三者へ相談できるようにしておく

恋愛で気を付けるポイントを理解し、パートナーとの心理的距離を縮めましょう。

うつ病罹患者で恋愛したい方は、こちらのコラムをご覧ください。

うつ病の人が恋愛をする時に気を付けるポイント | 障がい者の友活・恋活・婚活アプリ「IRODORI」

双極性障害の知識を身につける

双極性障害への理解を深めることは、恋愛を含めた人生において自信を持つために重要です。

一般的な傾向や治療方法などを把握することは、双極性障害の回復にもつながります。

また、自分自身と向き合うことで、自分自身が求めている理想のパートナー像が明確になります。

国立精神・神経医療研究センターが管轄している「こころの情報サイト」や厚生労働省が管轄している「e-ヘルスネット」などでは、双極性障害をはじめとしたさまざまな病気や生涯にかんする情報を発信しているので、参考にしてみてください。

また、双極性障害に罹患した人の体験談を知れるSNSやブログなどもおすすめです。

自分のことをパートナーに打ち明ける

双極性障害への理解が深まったら、自分のことをパートナーへ打ち明けましょう。

パートナーに自分の症状を知ってもらうことで、誤解をなくし、適切なサポートを受けられます。

自分のことを話すのは勇気が要りますが、心理的距離を縮めるためにも機会を見て打ち明けましょう。

頼れる第三者へ相談できるようにしておく

パートナーとの関係が悪化したり、自分の症状に悩んだ場合は、友人や家族などの第三者へ相談すると、心理的負荷が軽減することがあります。

ひとりで抱え込まず、すぐに第三者へ相談できるようにしておきましょう。

周りに頼れる人がいないという方は、主治医や専門機関などに相談するのもおすすめです。

双極性障害に理解がある人と出会いたいときにはIRODORIがおすすめ

今回は、双極性障害の人が恋愛で気を付けるポイントについて紹介しました。

双極性障害の影響が出たことで、仕事や学業、私生活が上手くいかず、自信を喪失したという方も少なくないでしょう。

恋愛においても双極性障害の影響が出る場合があります。

双極性障害を乗り越えてパートナーと良好な関係を築くため、パートナーと共に双極性障害への理解を深めましょう。

また、双極性障害について理解・共感してくれる人と知り合いたい方には、障がい者の出会いを応援するマッチングアプリ「IRODORI」がおすすめです。

双極性障害を持つ人や双極性障害に理解がある人も在籍しているIRODORIであれば、双極性障害の人も自分のことをオープンにしながら人と繋がれます。

居住地や年齢、趣味などの条件でユーザーを検索できるので、初心者の方でも理想のパートナーを探しやすくなっています。

無料登録で簡単に始められるので、気になる方は利用してみてください。

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