
恋愛は本来、喜びや安心感をもたらしてくれるものです。
しかし、てんかんのある人にとっては「好き」という気持ちと同時に、さまざまな不安がつきまとうことも少なくありません。
本コラムでは、てんかんのある人が恋愛の中で感じやすい不安の瞬間と、それをどのように乗り越えていけるのかを、実際の心情に寄り添いながら整理します。
本コラムを通じて、同じ悩みを抱える人が「自分だけじゃない」と感じ、少し前向きになれるきっかけになれば幸いです。
Contents
てんかんの人が恋愛で不安を感じる瞬間

てんかんとは、脳の神経細胞が一時的に過剰な電気信号を出すことで、発作を繰り返し起こす脳の病気です。
主に、脳に障がいや傷があることによって起こる「症候性てんかん」と、脳に異常が見つからないのにもかかわらず発症する「特発性てんかん」に分類されます。
日本てんかん協会によると、軽度なてんかんを含めると、日本におけるてんかんの有病率は約5%とされています。
てんかんは、3歳以下に発症することが多い病気ですが、成人になっても発症しないというわけではありません。
てんかんがあると、仕事や私生活に影響を及ぼします。
恋愛も例外ではありません。
てんかんの影響を恐れて恋愛で不安を感じることがあります。
ここからは、てんかんの人が恋愛で不安を感じる瞬間を6つ紹介します。
- 出会ったばかりの人と交流するとき
- デートの予定を決めるとき
- 好意がある人と関係性を深めたいと感じたとき
- 好意がある人の家族や友人の存在を意識し始めたとき
- 将来の話題が出たとき
- 落ち込んでいるとき
出会ったばかりの人と交流するとき
出会ったばかりの人と交流するときは、てんかんの人が不安を感じやすい瞬間です。
一例として、てんかんのことをいつ伝えるべきかわからず、自然に振る舞えなくなることがあります。
さらに、相手にどう思われるかを考えすぎてしまい、自分の発言や態度を過度に気にしてしまうことも少なくありません。
その結果、相手との距離を縮めたい気持ちと慎重になりたい思いの間で心が揺れ動きます。
デートの予定を決めるとき
デートの予定を決めるときは、体調面への不安が強くなります。
一例として、外出先でてんかんの発作が起きないか、無理のないスケジュールかを常に考えてしまいます。
さらに、相手に迷惑をかけてしまうことを想像し、楽しみよりも緊張が先立つことも少なくありません。
それにより、デートに対して消極的になってしまいます。
好意がある人と関係性を深めたいと感じたとき
関係性を深めたいと感じたときは、心の葛藤が大きくなります。
関係性を深めるためには、相手に特性のことを受け入れてもらわなければなりません。
しかし、てんかんのことをきちんと伝える必要性を感じてはいるものの、受け止めてもらえるか不安になります。
とくに、相手を大切に思っている方ほど、自分の特性のことを重荷に思われないか心配になるでしょう。
その結果、一歩踏み出すことにためらいが生じます。
好意がある人の家族や友人の存在を意識し始めたとき
好意がある人との関係性を深めるうえで、相手の家族や友人と関わる機会は出てくるでしょう。
そのような機会を経て、相手の家族や友人を意識し始めたときは、自分の病気について周囲にどう受け取られるのか想像し、将来への不安が膨らみます。
また、偏見を持たれたり、説明を求められたりする可能性を考え、緊張することもあるでしょう。
そのような不安が、関係を深めることへの迷いにつながります。
将来の話題が出たとき
結婚や出産など、将来の話題が出たときは、てんかんの不安が現実的になります。
一例として、結婚や同居などの話から、生活への影響を具体的に考え始めます。
また、将来のことを考えることで、相手の人生に負担をかけてしまわないかと自己肯定感が下がることも少なくありません。
それにより、結婚や出産などの前向きな話題であっても心が重く感じられます。
落ち込んでいるとき
落ち込んでいるときは、恋愛そのものに不安を感じやすくなります。
一例として、体調が不安定な状態が続くと、自分に自信を持てなくなることがあります。
さらに、体調不良によりネガティブな思考が続くと、恋愛を望むこと自体が相手に迷惑なのではないかと考えてしまうことも少なくありません。
その結果、気持ちを閉じ込めてしまいやすくなります。
てんかんの人が恋愛で不安を感じたときの乗り越え方

ここからは、てんかんの人が恋愛で不安を感じたときの乗り越え方を5つ紹介します。
てんかんが原因で恋愛に対して前向きになれない方は、参考にしてください。
- 不安を感じることは自然なことであると理解する
- 自分の症状を正確に理解する
- 信頼できる人に相談する
- 完璧を目指さない
- 他人と比較しない
不安を感じることは自然なことであると理解する
恋愛で不安を感じるときのために、まずは不安を抱くこと自体が自然なことだと理解しましょう。
恋愛は、誰にとっても気持ちが揺れ動くものです。
そのため、恋愛に対して不安を抱くことは決して特別なことではありません。
てんかんがあることで不安が強くなることもありますが、それは相手や将来を真剣に考えている証でもあります。
不安を否定せず受け止めることで、心の緊張を少しずつ和らげましょう。
自分の症状を正確に理解する
恋愛で不安を感じたときに備え、自分の症状を正確に理解しましょう。
一例として、発作の頻度や誘因、日常生活への影響を把握しておくことで、漠然とした恐れを減らせます。
また、自分の状態を言葉で説明できるようになると、気持ちの整理がしやすくなります。
自己理解を深めることで、必要以上に不安を抱くことを防ぎましょう。
自分だけでなく、恋人にも自分の特性のことを理解してもらいたいときは、こちらのコラムをご覧ください。
信頼できる人に相談する
恋愛で不安を感じたときは、信頼できる人に相談するようにしましょう。
ひとりで抱え込むと、小さな不安でも重く受け止めてしまうことがあります。
家族や友人などに話すことで、気持ちが整理され、冷静に物事を判断できるようになるでしょう。
また、専門家へ相談することで、症状の改善も期待できます。
てんかんなどの障がいについて相談できる専門機関をお探しの方は、こちらのコラムをご覧ください。
完璧を目指さない
完璧を目指さないこともてんかんを起因とする恋愛の不安を軽減する方法のひとつです。
体調や気持ちに波がある中で、常に理想通りに振る舞うことは現実的ではありません。
できる範囲でてんかんと向き合うことで、心に余裕が生まれます。
また、心に余裕を持つことで、状況判断が明確になり、てんかんによる不安を和らげられます。
他人と比較しない
てんかんの人が恋愛で不安を感じたときは、他人と自分を比較しないようにしましょう。
周囲の恋愛や将来像と比べることで、自分だけが遅れているように感じてしまうことがあります。
自分のペースを大切にすることで、徐々に不安を軽減できます。
とくに、SNSなどではてんかんに対する偏見や批判が見られることもあるため、極力チェックしないようにしましょう。
てんかんについて理解がある人と出会いたい方にはIRODORIがおすすめ
今回は、てんかんの人が恋愛で不安を感じる瞬間とその乗り越え方について解説しました。
てんかんのある人が恋愛で感じる不安は、決して特別なものではありません。
そして、その不安は「理解ある出会い」によって、驚くほど軽くなることがあります。
てんかんに理解がある人と出会いたい方には、障がい者の出会いを応援するマッチングアプリ「IRODORI」がおすすめです。
障がい者の出会いを応援するマッチングアプリ「IRODORI」は、障がいがある方と障がいに理解がある方のみが在籍しているため、てんかんのことをオープンにしながら恋活や婚活に励めます。
また、性別問わずグループチャットで繋がれるコミュニティ機能もあるため、友活したい方にもおすすめです。
興味がある方は、カンタン無料登録で今すぐはじめてみてください!






