――友人から「障がい者同士で出会えるアプリがある」と聞いて
障害を持つ友人からX(旧Twitter)を通じて「障がい者同士で出会えるアプリがあるよ」と教わったのがイロドリでした。
それまでは一般的なマッチングアプリを使っていましたが、障害者手帳を持っていることや、障害年金を受給しながら実家で生活していることを伝えると、相手が引いてしまうことが多々ありました。どうしても対等な関係になれず、どう向き合えばいいのか悩んでいた私にとって、「同じ背景を持つ人が集まるイロドリなら自分らしくいられるかもしれない」と感じて利用を決めました。

―― 3つの障害と、私だけの「生きづらさ」の輪郭
私は大学生の頃に境界性パーソナリティ障害(BPD)と強迫性障害、数年前にはASD(自閉スペクトラム症)と診断されました。
昔から集団行動が苦手で、現在は「騒がしい場所で人の声を聞き分けられない」聴覚過敏や、物の配置への強いこだわりなどの特性があります。自傷行為や絶え間ない悲しみに加え、メッセージ一通を送る際も、文章や絵文字の位置を考えすぎて膨大な時間がかかってしまうこともあります。
―― 初デートで感じた、彼の知性と包容力
以前お付き合いしていた人への思いを断ち切り、新しい出会いを探そうと決めたとき、エリア検索で彼を見つけて、私から「いいね」を送ったのが始まりです。
初デートでは、食事のあとにカラオケへ行きました。私がつい暗い曲ばかり歌ってしまっても、彼は動じることなく、ありのままの私を受け止めてくれたんです。お喋りしていく中で感じた「誠実で知的」という印象は対面しても変わらず、「この人なら信頼できる」という確信に変わりました。

―― 障害による「波」を乗り越え、不安が安心に変わった日
交際に至るまでには、お互いの障害による波もありました。
私のBPDの症状が出てしまい、本心ではないことを口走ったことがあります。そのとき彼は「かすみさんの心身の状態が心配です」と言ってくれました。その言葉に一人の人間として大切にされていると感じ、とても嬉しく思いました。
また、彼は双極性障害、ASD、ADHDを抱えています。彼のうつ症状が悪化し、2回目のデートが延期になった際は「脈がないのかもしれない」と不安になりました。しかし、彼はすぐに別の日程を提案してくれ、その日に改めて告白をしてくれました。
―― 特性を理解し、補い合える。ありのままの二人で寄り添う心地よい日々
現在は、彼が私の不得意なことを補い、デートの際はリードしてくれています。
彼に気分の波があり、「おはよう」「おやすみ」の挨拶の連絡ができないときも、「何かあったんだな」と自然に受け止めることができます。
お互いに障害がある前提で出会ったからこそ、無理に合わせるのではなく、自分たちの歩幅で歩める関係に心地よさを感じています。
―― やり取りの数よりも「自分の感覚」を信じてほしい
私は一時期、複数の方と同時進行でやり取りをして疲弊したこともありましたが、そんな時はライブ機能で“女子会”などを開催し、話を聞いてもらうことで救われていました。
これからイロドリを利用される方にアドバイスをするとすれば、「同時進行の人数を絞ること」と「自分の直感を信じること」です。
私が最終的に選んだのは、最初から直感で惹かれた彼でした。無理にやり取りを続けるのではなく、自分の直感や素直な気持ちを大切にしながら、ご縁を探してみてください。






