コラム

恋愛が怖い…社交不安障害の人が自信を持つ方法

2025/07/02/

「好きな人と話すだけで頭が真っ白になる。」

「好きな人に嫌われたらどうしようと考えてしまう。」

このように、社交不安障害の人にとって、恋愛は喜びよりも不安が勝ってしまうことがあります。

しかし、不安を感じているからといって恋愛してはいけないというわけではありません。

本コラムでは、社交不安障害の特徴を踏まえながら、恋愛で自信を持つための方法を紹介します。

社交不安障害とは?

社交不安障害は、人前で話したり、初対面の人と接したりするなどの社交場面に強い不安を感じ、日常生活に支障をきたす精神障害です。

「人前に立つと恥をかくのではないか。」

「他の人から変に思われていないだろうか。」

といった恐れが頭を離れず、避けたり強い苦痛を抱えたりします。

DSM-5では、過剰な不安が6か月以上続き、生活に影響を与えている場合に診断されます。

厚生労働省によると_社交不安障害の生涯有病率は13%程度、平均発症年齢が13歳とされています。

厚生労働省の調査からもわかるように社交不安障害は、思春期に発症することが多い精神障害です。

しかし、成人になってからも発症する可能性があるため、注意しなければなりません。

また、社交不安障害の自然寛解率は、30〜40%であり、長期的な治療が求められる傾向があります。

社交不安障害について詳しく知りたい方は、こちらのコラムをご覧ください。

社交不安障害があると恋愛が怖いと感じる理由

社交不安障害があると、恋愛が怖いと感じることがあります。

ここからは、社交不安障害があると恋愛が怖いと感じる理由を4つ紹介します。

  • 否定されることへの過剰な恐怖
  • ありのままの自分では好かれないと感じている
  • パートナーの気持ちがわからない
  • 過去のトラウマが強く残っている

否定されることへの過剰な恐怖

社交不安障害があると、恋愛で否定されることへの恐怖が強くなります。

一例として、パートナーの表情や言葉に対して、嫌われたのではないかと過敏に受け取ってしまうことがあります。

そのため、自分らしさをさらけ出すこと自体が怖くなり、恋愛を避けるようになることも少なくありません。

また、恋愛に踏み出したい気持ちがあっても、傷つくことへの不安がそれを上回ってしまいます。

ありのままの自分では好かれないと感じている

社交不安障害があると、ありのままの自分では好かれないと感じやすくなります。

一例として、本当の自分を見せることに強い不安があり、恋愛では常にパートナーが理想としている人物像を演じているというような感覚に陥ります。

無理してパートナーに合わせるうちに、心の余裕がなくなってしまい、精神的に疲弊してしまうでしょう。

また、こんな自分を愛してくれるはずがないという思い込みが、自信のなさにつながります。

パートナーの気持ちがわからない

社交不安障害があると、パートナーの気持ちがわからないことに強い不安を感じます。

一例として、LINEの返信が遅いだけで、嫌われたのではないかと悪い方向に考えてしまうことがあります。

恋愛のやりとりには、曖昧さがつきものです。

しかし、社交不安障害があると、恋愛における曖昧さが耐えがたい苦痛になります。

過去のトラウマが強く残っている

社交不安障害があると、過去の恋愛や対人関係でのトラウマが強く心に残ります。

一例として、今のパートナーが優しくても、過去の傷がよみがえり、また同じように傷つくかもしれないと思ってしまいます。

そのような恋愛に対する恐怖が、恋愛に踏み出す勇気を奪ってしまうことは少なくありません。

また、何気ない言葉や態度にも過去の記憶が重なり、不安が増幅されることがあります。

社交不安障害の人が自信を持つためにできるセルフケア

社交不安障害の人が恋愛するためには、自己肯定感を高めるセルフケアが必要です。

ここからは、社交不安障害の人が自信を持つためにできるセルフケアを4つ紹介します。

  • 小さな成功体験を積み重ねる
  • 自分の気持ちを文字に起こす
  • 心身のコンディションを整える
  • 同じ悩みを持つ人と交流する

小さな成功体験を積み重ねる

社交不安障害の人が自信を持つためには、小さな成功体験を少しずつ積み重ねていきましょう。

いきなり大きな挑戦を始めると、失敗の不安が強まり、逆に自信を失ってしまうことがあります。

自分にもできるという実感を得ることで、自信の土台を築けるでしょう。

また、積み重ねた経験は、前向きな気持ちを育ててくれます。

自分の気持ちを文字に起こす

社交不安障害の人が自信を持つためには、自分の気持ちを文字にして整理してみましょう。

頭の中だけで考えていると、不安が膨らみやすく、思考が堂々巡りになってしまいます。

書き出すことで自分の感情や考えを客観的に把握でき、不安の正体が見えやすくなるでしょう。

また、気持ちを可視化することで、自分の内面と丁寧に向き合う習慣が身につき、自信の回復につながります。

心身のコンディションを整える

社交不安障害の人が自信を持つためには、心身のコンディションを整えることを意識しましょう。

不安や緊張は、睡眠不足や栄養の偏り、運動不足といった身体の不調と深く関係しています。

また、疲れていると、物事を悲観的に捉えやすくなり、自己否定の思考に陥りやすくなるでしょう。

その一方で、よく眠れた日や軽い運動をした後は、気分が前向きになりやすい傾向があります。

生活リズムを整え、ポジティブなマインドを目指しましょう。

生活リズムを整えたい方は、こちらのコラムをご覧ください。

同じ悩みを持つ人と交流する

社交不安障害の人が自信を持つためには、同じ悩みを抱える人と交流する機会を持ちましょう。

共感し合える仲間との対話は、不安や苦しさを安心して言葉にできる場です。

自分だけがつらいわけではないと理解することで、孤独感や自己否定が和らぎます。

また、同じ境遇の人がやっていることや実際に体験したことを知ることで、自分の回復へのヒントを得られます。

同じ悩みを持つ人と出会いたい方は、こちらのコラムをご覧ください。

社交不安障害に理解がある人と出会いたい方には「IRODORI」がおすすめ!

今回は、社交不安障害の人が恋愛で自信を持つための方法について解説しました。

社交不安障害があっても、恋愛を楽しめます。

少しずつ自分を理解し、安心できる方法を取り入れていくことで、恋愛への一歩が踏み出しましょう!

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