障がいが原因で、結婚をはじめとした人間関係に不安を感じている人も少なくないでしょう。
しかし、結婚は人生のゴールというわけではありません。
結婚した後も長期間パートナーシップを維持することにこそ重きを置く必要があります。
本記事では、障がいがある方向けに幸せなパートナーシップの築き方を解説します。
Contents
そもそも障がいとは?
障がいとは、身体的、精神的、または知的な機能に何らかの制限や困難がある状態です。
日常生活や社会生活において継続的に支障をきたします。
障害者基本法では、以下のように定められています。
第二条 この法律において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。
一 障害者 身体障害、知的障害、精神障害(発達障害を含む。)その他の心身の機能の障害(以下「障害」と総称する。)がある者であつて、障害及び社会的障壁により継続的に日常生活又は社会生活に相当な制限を受ける状態にあるものをいう。
二 社会的障壁 障害がある者にとって日常生活又は社会生活を営む上で障壁となるような社会における事物、制度、慣行、観念その他一切のものをいう。
引用元:障害者基本法
内閣府によると、2020年時点で日本にいる障がい者数は、以下のとおりでした。
- 身体障がい者:436.0万人
- 知的障がい者:109.4万人
- 精神障がい者:614.8万人
障がいの一種である精神障がいについて詳しく知りたい方は、こちらのコラムをご覧ください。
恋愛における障がいがある人の特徴
結婚前の恋愛において、障害がある方にはさまざまな特徴が見られます。
ここからは、恋愛における障がいがある人の特徴を3つ紹介します。
- 自己肯定感が低くなりやすい
- パートナーの言動を過度に気にしてしまう
- 依存性が高くなる
自己肯定感が低くなりやすい
障がいがあると、恋愛において自己肯定感が低くなりやすくなります。
自己肯定感が低いと、自分のような人間は恋愛の対象にならないのではと感じやすく、心にブレーキをかけてしまいます。
また、過去に断られた経験や、周囲の無理解が積み重なることで、自信を持つのが難しくなるでしょう。
さらに、メディアや社会で描かれる理想の恋愛像に自分を重ねられず、孤独感を強めることも少なくありません。
パートナーの言動を過度に気にしてしまう
障がいがあると、パートナーの言動を過度に気にしてしまいやすくなります。
一例として、
「自分のせいでパートナーが疲れてしまうのではないか。」
「自分の存在が迷惑だと思われていないか。」
といった不安を抱えます。
また、パートナーのちょっとした表情や言葉の変化にも敏感になり、必要以上に自分を責めてしまうことも少なくありません。
依存性が高くなる
障がいがあると、孤独感や社会との距離を抱えてきた経験により、パートナーへの依存性が高くなりやすくなります。
とくに、自分を理解してくれる存在が限られていると、パートナーだけが安心できる居場所になります。
パートナーへ依存しすぎると、パートナーのことが気になってしまい、私生活や仕事などに支障が出るでしょう。
また、過度な依存により、パートナーも疲弊してしまいます。
障がいがある人が幸せなパートナーシップの築くためのポイント
障害がある人でも、幸せなパートナーシップを築けます。
障がいがある人が幸せなパートナーシップを築くためのポイントを6つ紹介します。
- 自己理解を深める
- パートナーに障がいのことを伝える
- 自分らしさを大切にする
- コミュニケーション方法を工夫する
- 感謝の気持ちを伝える
- 専門家へ相談する
自己理解を深める
幸せなパートナーシップを築くためには、自分自身のことを深く理解しましょう。
何が苦手で、どんなときに助けが必要かを自覚することは、無理のない関係性を築く第一歩です。
自己理解が深まると、パートナーに依存しすぎず、自立した対等な関係を目指せます。
パートナーに障がいのことを伝える
幸せなパートナーシップを築くためには、パートナーに自分の障がいについてきちんと伝えましょう。
障がいのことを隠したままでは、誤解やすれ違いが生まれやすく、お互いに無理してしまいます。
「どんなときに困るか」、「どんなサポートが助かるか」を共有することで、安心できる関係を育みましょう。
自分らしさを大切にする
幸せなパートナーシップを築くためには、自分らしさを大切にしましょう。
無理に理想の恋人像を演じようとすると、精神的に疲れて関係が長続きしにくくなります。
自分らしさを受け入れてくれるパートナーと過ごすことで、本当の意味での幸せを感じられるでしょう。
コミュニケーション方法を工夫する
幸せなパートナーシップを築くためには、コミュニケーション方法を自分に合った形で工夫しましょう。
一例として、言葉で気持ちを伝えるのが難しいときは、メモやLINE、イラストなどを使用してください。
自分にとって伝えやすい方法を選ぶことで、無理なく本音を共有できるようになります。
また、パートナーとの誤解やすれ違いを減らすことで、安心感を得やすくなります。
感謝の気持ちを伝える
幸せなパートナーシップを築くためには、感謝の気持ちを素直に伝えましょう。
助けてもらって当たり前という関係では、パートナーの思いやりが見えづらくなります。
小さなことでも「ありがとう」と伝えることで、パートナーの心も温かくなります。
専門家へ相談する
幸せなパートナーシップを築くためには、必要に応じて専門家に相談しましょう。
自分だけで抱え込むと、視野が狭まり、関係に行き詰まってしまいます。
福祉職やカウンセラーなど第三者の視点は、客観的なアドバイスや安心感をもたらしてくれるでしょう。
障がいのひとつである精神障がいについて相談できる公的機関について知りたい方は、こちらのコラムをご覧ください。
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今回は、障がいがある方向けに幸せなパートナーシップの築き方を解説しました。
障害があるからといって、恋愛できないわけではありません。
パートナーシップにはさまざまな形があり、関係性の長さは、いかに自分らしさを発揮できるかによって変化します。
好意を持っているパートナーがいる方は、本記事をきっかけに恋愛への第一歩を踏み出してください!
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