―― 広く探すより「分かり合える場所」を求め、再びイロドリを選びました
以前もイロドリを利用していたことがありましたが、その時はご縁がなく一度退会しました。
その後、いわゆる大手のマッチングアプリを一通り試し、複数のアプリを並行して出会いの幅を広げてみましたが、マッチングはしても、なかなか交際までは至らない日々が続いていました。
「やっぱり、障害に理解のあるお相手が見つかりやすいのはイロドリかもしれない」と思い直して再度登録したところ、今回、マッチングアプリを始めてから初めての恋人ができました。

――「性格」だと思っていた感情の波。大人になって診断された双極性障害
私が双極性障害の診断を受けたのは約20年前、大人になってからのことでした。
当初は「不安神経症」や「うつ状態」と言われ精神科に通っていましたが、なかなか良くならず……。
今の主治医に出会い、双極性障害の可能性を指摘されて薬を変えたことで、ようやく症状が改善に向かいました。
振り返れば、幼少期からその傾向はあったように思います。
当時は不便さまでは感じていませんでしたが、気分がハイになった後に一人でどっと疲れてしまうことがありました。
恋愛においても、診断前から「感情の激しさ」が壁になっていたと感じます。
当時は病名を知らなかったため、お相手は「女性特有の気分の波」、自分自身も「そういう性格なんだ」と思い込んでいました。
―― 決め手は「阪神タイガース」。共通のタグが繋いでくれた出会い
イロドリで、彼から「いいね」が届いたのがすべての始まりです。
正直なところ、彼のプロフィールは情報が少なく、第一印象は「どんな人なんだろう?」というものでした(笑)
でも、登録されていたタグ「阪神タイガース」に強く惹かれたんです。
実は私も、大の阪神ファン!
どうやら私のプロフィール写真も野球観戦時のものだったので、彼もそれを見て「いいね」をくれたようでした。
「これはもう、お話ししてみるしかない!」と思い、私も「いいね」を返しました。
住んでいる町が同じだったことも、交流をスタートさせる後押しになりました。
―― 私を丸ごと受け入れてくれて「この人なら大丈夫」と思えた
マッチングしてからは頻繁にやり取りを重ね、2週間ほどで実際に会うことになりました。
趣味や価値観が合い、住まいも近い。どこか運命的なものを感じていました。
初デートでは、趣味の野球の話はもちろん、私の病気のことや身の上話といった、かなりプライベートで深い話もしました。
彼はそれを真剣に、そして親身に聞いてくれて、さらにそっと手を重ねて理解を示してくれました。
普通であれば、初対面でそこまでのスキンシップがあれば驚いてしまうはずですが、不思議と嫌な気持ちにはなりませんでした。
むしろ「この人なら、きっと大丈夫」と、直感的に安心感を抱いたことを覚えています。

―― 下心のない優しさとさりげない気遣いに溢れた、彼との温かい日常
初デート以降、週に1回のペースで会うのが自然な流れになりました。
お会いしてから約2週間が経った頃、彼から告白され、お付き合いがスタートしました。
その後も毎週デートを重ね、とても仲良く過ごしています。
家で野球を見たり、お気に入りのお店に行ったり、1時間ほどウォーキングをしたり。彼の趣味である軽登山に一緒に行くこともあります。
野球の話から昔話、将来のことまで、会話は尽きず、本当に相性が良いなと感じます。
また、彼は普段から私のことをたくさん褒めてくれます。
その優しさには下心が一切なく、心からの親切であることが伝わってきます。
私が苦手なことやできないことがあると、「無理してない?」「ここは僕がやるから大丈夫だよ」と、折に触れてさりげなく気遣ってくれる、そんな彼の温かさに救われています。

―― お互いの持病を理解し合い、現実を大切にしながら共に歩んでいきたい
お互いの年齢や、イロドリで出会ったということもあり、当初から同棲や結婚など未来の話もしています。
彼はすでに「一緒に住みたい」と言ってくれていますが、私は「二人の関係がもう少し落ち着いて、お互いの欠点も知ってから」と考えています。
若い頃の勢いとは違い、これからは自分たちの体調や仕事、さらには介護などの問題も出てくるでしょう。
それらを一つずつクリアにしながら進めていきたいと思っています。
現在、私の双極性障害の症状は「障害があるように見えない」と言われるほど安定しています。
今後の体調変化も考えて、彼には「調子が悪いときはごめんね」と伝えていますが、彼ならきっと理解してくれるだろうとその点は楽観的に捉えています。
一方で、彼にも持病があります。
ただ、彼は自分自身でできることが多いので、今のところ特別なすり合わせはしていません。
お互いの状況を理解し合いながら、心地よい距離感で過ごしています。

――「笑顔」と「共通点」が出会いのチャンスを広げる
イロドリは、障害や病気をお持ちの方はもちろん、そうした特性を理解し、一緒に過ごしたいと考えている健常者の方にもぜひ使ってほしいです。
イロドリを障がい者だけの場所にするのはもったいない。私の彼のように、お相手の特性を知った上で協力的に接してくれる、素晴らしい人たちがもっと増えればいいなと思います。
最後に、これから活動される方へのアドバイスです。
プロフィール写真は、絶対に「笑顔」のものを載せてください!特に男性は無表情な方が多く、もったいないなと感じることがありました。
また、写真だけでなく、タグ機能を活用して自分の「好き」を表現するなど、プロフィールを工夫してみてください。
あなたの笑顔と個性が、きっと素敵なご縁を運んできてくれるはずです。




