―― 通勤途中に突然動かなくなった足。始まったうつ病との闘い
新卒で入社した会社に勤めていた頃、通勤途中に突然足が動かなくなってしまったことがありました。
それ以来、休職や転職を繰り返してきましたが、前職のコロナ禍における多忙な部署への異動と人間関係が決定打となり、うつ病が悪化。療養のために退職しました。
それまで25年間、健康には問題がなかったのですが、再び「足が動かなくなる」という症状に見舞われ、医師から「うつ病」と診断されました。
しばらくは恋愛どころではありませんでしたが、1年ほど前から症状が少しずつ改善してきました。
ふと周りを見渡すと、友人たちは結婚し、子供が生まれ、気軽に遊べる相手がいなくなっていることに気づきました。そこで「自分にも良い出会いがあれば」と一般的なマッチングアプリに登録してみたんです。

―― 他のアプリでは引け目を感じていた頃、イロドリを知りました
時々お会いすることはありましたが、どこか「キラキラした世界」という印象が拭えませんでした。
当時、無職や転職したばかりの状態だった自分は、どうしても「立場が弱い」と引け目を感じてしまい、結局ご縁には繋がりませんでした。
そんな時、障害者手帳の取得や障害者雇用について調べていく中で、偶然イロドリを見つけました。
ここなら、求職中の自分でも気後れせずに使えて、障害について理解し合える人と出会えるかもしれない。そう思い、登録を決めました。
―― 丁寧なプロフィールに惹かれ、決め手は「編み物の写真」でした
僕はコミュニケーションを大切にしたかったので、「プロフィールが充実している方」や「会話が弾みそうな方」を中心に自分から「いいね」を送っていました。
遠距離の方ともメッセージはしていましたが、実際に交際するならすぐに会える近隣県の方がいいと考えていました。
彼女を見つけた時、趣味の写真や自己開示の多い丁寧なプロフィールにとても惹かれました。「いいね」を送りマッチングした後、掲載されていた手作りの可愛い編み物の写真について「可愛いですね」とメッセージを送ったのが始まりです。
彼女は「アスペルガー」であることを公表していましたが、実際にやり取りをしてみると、価値観や会話のテンポが驚くほど合い、2週間後に初デートの約束をしました。

―― 体調不良で会えない1ヶ月に二人の絆が強まり、交際へ
初デートは、僕が彼女を迎えに行き、彼女おすすめのお店でパスタを食べ、大きな公園を散歩しました。
彼女は最初から僕を「信用できる」と気に入ってくれて、積極的に接してくれました。僕も話していくうちに、どんどん彼女の魅力に引き込まれていきました。
しかしその後、彼女が風邪をひいてしまい、2回目のデートまで1ヶ月近く空いてしまいました。
ただ、その間もほぼ毎日連絡を取り合っていたので、距離が空いたという不安は全くありませんでした。
2回目のデートはバレンタインの翌日。
彼女からチョコレートをもらった後、公園のベンチで僕から告白しました。
すでにお互いの気持ちは通じ合っていたので、すぐにお付き合いがスタートしました。

―― 苦手な部分を補い合い「頼り、頼られる」関係を築けています
僕はどちらかといえばネガティブですが、彼女はポジティブな性格です。
感情表現が得意な彼女と、それがあまり得意ではない僕とで、うまく補完し合えています。
また、お互いに体力に自信がないので、ゆったりしたペースのデートを楽しめるところも心地いいです。
お互いの住まいが近く、すぐに会えることも順調な理由の一つだと思います。
今は「頼り、頼られ」「甘え、甘えられる」という、とても良い関係を築けています。
―― 言いにくいことを共有したことが、価値観の共鳴に繋がりました
お互いの障害については、最初の通話で基本的なことを話し、詳しい症状はやり取りを重ねる中で伝えていきました。
僕は「5年ほど前からうつ病を患っていること」「足が動きづらくなることがあること」「現在は転職活動中であること(5月から配慮のある職場に就職予定)」を共有し、彼女は「発達障害で服薬していること」「疲れやすいこと」などを共有してくれました。
お互いに隠さず正直に話すタイプだったので、フィーリングが合ったのだと思います。
また、他の人には話しにくい家族の事情を共有できたことも大きかったです。
「家族を大事にしている」という根本的な価値観が一致していると確信でき、お互いを深く理解することができたと思います。
―― お互いの自立を応援しながら、共に「後悔しない人生」を歩みたい
お互いに結婚を前提にお付き合いしていますが、僕はこの5月から働き始め、彼女も4月から就労移行支援に通い始めたばかりです。まずは二人とも新しい生活を落ち着かせることが優先。
二人とも「今を大事にして、後悔のないように生きていきたい」という共通の思いを持っているので、お互いのペースを大事にしながら、一緒に将来のことを考えていこうと話しています。

―― 年収や仕事で「自分なんて」と諦めないでほしい
イロドリの一番のメリットは、最初から「公には言いにくいこと」をオープンにして活動できる点です。
一般的なマッチングアプリでは切り出しにくい病気や仕事の話も、ここでは隠す必要がありません。
また、年収や職業で足切りされるようなこともなく、金銭面や仕事の状況を過度に気にせずマッチングできるのは、このアプリならではの良さだと感じます。
最後に、これから活動を始める方へ、素敵な出会いを引き寄せるためのポイントをお伝えします。
まず、第一印象を左右するプロフィール写真は、何よりも「清潔感」と「自然さ」を意識してみてください。
加工写真や自撮りよりも、誰かに撮ってもらった自然な表情の一枚の方が、お相手に安心感を与え、印象は格段に良くなります。
また、写真と同じくらい重要なのが、自己紹介文を丁寧に作り込むことです。
ご自身のことをしっかりと言葉にすることで、お相手に真剣さが伝わり、マッチング後の交際率もぐっと高まります。
たとえ「まずは友達作りから」という気軽なスタートであっても、プロフィールを充実させることが、理想の出会いへと繋がる近道になると思います。





