コラム

気分障害を持つ人が恋愛で『疲れやすい』と感じた時の対処法

2026/01/30/

「気分障害」とは、気分の落ち込みや高揚が長期間・繰り返し起こり、日常生活や人間関係に支障をきたす精神障がいの総称です。

気分障害があると、恋愛に対して「好きなのに疲れてしまう」、「相手のことを考えるだけでしんどくなる」と感じる瞬間があります。

本コラムでは、気分障害を持つ人が恋愛で疲れやすいと感じた時の対処法について解説します。

気分障害に向き合いながら恋愛に励みたい方は、本コラムを参考にしてください。

なぜ気分障害を持つ人は恋愛で疲れやすいと感じるのか

厚生労働省によると、2023年時点で精神疾患(精神障がい)を有する患者の総数は、約603万人とされています。

気分障害は、そのような精神疾患(精神障がい)のひとつです。

「気分障害」とは、長期間にわたり著しく気分が落ち込んだり、高揚したりする状態が継続し、日常生活や対人関係に支障をきたす精神疾患(精神障がい)の総称です。

気分が落ち込むうつ状態のみが継続する場合は「うつ病」、うつ状態と気分が高揚する「躁状態」が繰り返される場合は「双極性障がい」と呼ばれます。

気分障害があると、恋愛において疲れを感じやすい傾向があるとされています。

気分障害を持つ人が恋愛で疲れを感じやすい主な原因は、以下のとおりです。

  • 感情を切り替えることに精神的な負荷がかかる
  • 対人関係にストレスを感じる
  • 自己肯定感が低い

気分障害について詳しく知りたい方は、こちらのコラムをご覧ください。

感情を切り替えることに精神的な負荷がかかる

気分障害を持つ人が恋愛で疲れやすいと感じるのは、感情を切り替える行為そのものに大きな精神的負荷がかかるためです。

恋愛では嬉しさや不安、期待、落胆など、短時間でさまざまな感情の変化が生じやすくなります。

気分障害があると、ひとつひとつの感情を処理するだけで膨大なエネルギーを消耗してしまいます。

それにより、こうした感情の変化に脳や心が追いつかず、強い疲労感を抱いてしまうでしょう。

対人関係にストレスを感じる

対人関係そのものから受けるストレスも、気分障害を持つ人が恋愛で疲れやすくなる理由のひとつです。

恋愛では、相手の気持ちを考えながら行動しなければなりません。

そのため、相手の言動に配慮しながら状況に合わせて言葉を選ぶことが求められます。

気分障害があると、相手の反応に過敏になったり、些細な変化を重く受け止めたりしやすくなります。

それにより、他の人よりも緊張状態が続くため、気持ちが休まらず、恋愛自体に疲労感を抱きやすくなります。

自己肯定感が低い

気分障害を持つ人が恋愛で疲れやすい背景には、気分障害を持つ人に多く見られる自己肯定感の低さがあります。

自己肯定感が低いと、過度に相手からどう見られているかを気にしてしまいます。

それにより、「嫌われていないか」や「負担になっていないか」について考える時間が増え、緊張状態が長く続いてしまうでしょう。

このような内面的な不安が積み重なることで、恋愛そのものが心を消耗させる要因になります。

気分障害を持つ人が恋愛で『疲れやすい』と感じた時の対処法

気分障害による恋愛の疲れは、自分の特性に合った対処により軽減できます。

ここからは、気分障害を持つ人が恋愛で疲れやすいと感じた時の対処法を5つ紹介します。

  • 自分の状態を客観視する
  • 恋愛のペースを緩める
  • リラックス方法を実践する
  • 恋愛以外で安心できる時間を確保する
  • 自分を否定しない

自分の状態を客観視する

恋愛で疲れやすいと感じた時は、すぐに対処法を探そうとするのではなく、まずは今の自分の精神・身体状態を冷静に分析しましょう。

気分障害があると、疲労や不安を感じていても「相手に嫌われないように頑張らなければ」というように感じることが少なくありません。

自分の状態を客観的に把握できると、必要以上に自分を追い込まずにすみます。

自分の状態を客観視するためには、自分の気分や体調を言語化し、日記やメモなどに書き留めましょう。

自分の特性について上手く言語化できないという方は、以下のコラムを参考に専門機関の無料相談窓口を利用してみてください。

恋愛のペースを緩める

恋愛で疲れやすいと感じた時は、恋愛のペースを一度見直しましょう。

気分障害によりうつ状態になると、恋愛を始めとした人間関係に対して億劫になることがあります。

そのような時期に連絡やデートの頻度を調整することで、精神状態を安定させられます。

なお、適切な連絡頻度やデートの回数は、人によって異なります。

恋人と相談しながら、お互いを尊重できるような恋愛を目指しましょう。

リラックス方法を実践する

恋愛における疲労感を軽減させるためには、リラックス方法を取り入れてみてください。

一例として、軽いストレッチやリラックスできる音楽、没頭できる趣味を探すことなどが効果的です。

気分障害がある人は、相手の言動に対して過度に反応してしまうため、恋愛中も無意識に緊張状態が続くことがあります。

自分が落ち着ける方法を日常に組み入れることで、恋愛による疲れを軽減できます。

簡単に実践できるリラックス方法やセルフケア方法をお探しの方は、こちらのコラムをご覧ください。


恋愛以外で安心できる時間を確保する

恋愛による疲れを軽減させるためには、恋愛以外にも心が安らぐ時間を確保しましょう。

恋愛だけにとらわれてしまうと、恋人の言動や関係性に振り回されやすくなります。

一人で過ごす時間や趣味、気を使わずにいられる人との交流を意識的に確保することで、恋愛への負担は自然に軽くなるでしょう。

自分を否定しない

恋愛による疲れが原因で精神状態が不安定になったときは、自分を否定しないことを意識しましょう。

気分障害があると、気分や体調がすぐれない時に自己肯定感が低くなりやすい傾向があります。

恋愛で疲れやすいのは、気分障害の特性によるものであり、性格や努力不足の問題ではありません。

うつ状態になったとしても「うまくできない」、「向いていない」と決めつけず、精神状態の回復に努めましょう。

自己肯定感を高める方法について知りたい方は、こちらのコラムをご覧ください。

気分障害に理解がある人との出会いの機会をお探しの方にはIRODORIがおすすめ

今回は、気分障害を持つ人が恋愛で疲れやすいと感じた時の対処法について解説しました。

気分障害を持つ人が恋愛する中で、「疲れやすい」と感じるのはとても自然なことです。

気分障害による疲れを我慢で押し込めるのではなく、自分に合った形に調整していくことで、恋愛を成就させられます。

気分障害の特性を素直に受け止め、自分らしい恋愛を目指しましょう!

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